こわーい話

怖い話を紹介します。

本に挟まったメモ

東京駅の近くに八○洲ブックセンターってありますよね。
入り口に金箔二宮金次郎がある本屋。
あそこでバイトしてるんですけど、いくつかやばい体験をしています。
昨日は怪文書を発見してしまいました。霊ではなく人間が怖い。と言うことで。


・自分法律書の担当なんですが、時折ものすごい怪文書が売り物に挟まっていることがあります。
破産法の分厚い本があるんですがそこの中ぐらいから紙が飛び出ていたので棚整理の時に
ページの折れかと思って直そうとしたんですがどうもレポート用紙のよう。
いたずらかな?と思ってさっさと捨てるんですがそのメモ用紙に書かれている文章が
怖かったです。


「娘はとおくに行ってしまった。妻も覚悟は出来ている。この本を手に取った
 あなたも同じ目に会っているだろうと思う。あなたは希望を捨てないで欲しい。
 私はこれを最後とし光のもとからとうぼうするつもりだ。あなたは光のみち
 を歩いてほしい」(原文まま)


と赤字で書かれたメモ用紙。
なんだよ、人間の方が怖いじゃないか!


もう棚整理はしたくないです・・・。

丑の刻参り

私の大学時代の友人Yの実体験談です。


大学に入って上京するまでYは広島県三原市に住んでいました。
結構ヤンチャもしていた様で、
しばしば夜中に友達と連れ立って遊び歩いたりもしていたそうです。
ある時、よく丑の刻参りが行われているという神社の噂を聞き付け、
そこそこオカルト好きなところがあったYは
ヤンチャに任せて友達と二人で現場を押さえに行ったそうです。


真夜中に件の神社につくと、果たして釘を打つ音が聞こえる。
どんな奴が呪いの儀式なんかやってやがるんだという好奇心から
こっそりと境内に侵入し、音源を探すと、
本当に白装束の女が藁人形に釘を打っていたそうです。
Yは丑の刻参りについてある程度の知識があったので、
その格好がかなり本格的なものである事が分かり、
「ヤバイ、モノホンだ」と感じてその場を離れようとしました。
その刹那、勘付いたらしく女はY達の方を振り向き、
凄い勢いで彼ら目掛けて走って来たそうです。
魂消たYはサンダル履きだった友達に構わず全力で逃げ、
友達も走り難いサンダルを脱ぎ捨てる事で逃げのびました。


Yと違い、友達の方は覗きが見つかった程度の認識だったので、
「お前、マジに逃げすぎ」とYを小馬鹿にし、
明るくなると脱ぎ捨てたサンダルを拾いに行きました。
サンダルは、藁人形が打ちつけられていた杉の木に
常軌を逸した滅茶苦茶さで釘打たれていたそうです。

竹とんぼ

俺が小学生の頃、なぜか「竹とんぼ」が流行っていた。
休み時間になるとみんな自分の竹とんぼを持って遊んでいた。
すると向こうの方が騒ぎ出した。女の子の悲鳴が聞こえる。
俺達は気になって走ってそこに行った。
「やべーよ!先生呼ぼう!」って事になった。
そいつは顔から血を流していた。見ると目に竹とんぼが刺さっていた。
次の日先生が「もう竹とんぼで遊ぶな。」だって。
全然恐くないけど本当の話し。